WHY NAKAJIMA ?
中嶋が選ばれる理由

お客さま視点に立つと
品質の意味が見えてくる

みんなでレベルアップした方が、仕事が早くなるし、お客さまにも喜ばれる。

「どんどん教えてもらえるから楽しい。自分が成長できることが嬉しいです」入社3年目の平嶋は、目を輝かせる。やるからには、技術を身につけて一流になりたい。そんな思いで転職してきた。

「仕事は先輩の背中を見て盗む」が当たり前ともいえる職人の世界。しかし、中嶋製作所ではそんな古いスタイルは通用しない。
なぜなら、一人のスターより、全員が確実にレベルアップするほうが、会社全体の生産能力は上がるからだ。

「変なプライドなんか要らない。それは町工場の仕事のやり方。私たちの責任は、お客さまのご要望に的確に応えること。そして、できるだけ早く納品することだから」と中嶋社長は言い切る。
それよりも製造の現場が考えるべきは、製品を形にするためにどのようにアプローチするかということ。取り扱いが難しいプラスチック素材の加工においては、単に切削機械を動かすだけでは対応できない。頭で考えて工夫をこらす応用力が必要なのだ。

いかに図面どおり形にするか。製品化のために頭を使え。

プラスチック加工の難しさとは、温度変化や加工による変形にどう対応するかということ。硬い金属とは異なり、プラスチック素材は加工することで応力が働くため、変化の仕方を計算したうえで加工しなければならないのだ。

また、膨張しやすい材料の場合は、大阪で作った製品が東北地方に納品されたときにはサイズが異なることもある。納品後の使用環境(温度や湿度など)も考慮しなければならない。そのためには、材料の見極めや加工方法を考えて切削方法をプログラミングし、ときには工具の刃物を自分で作ることもある。

「最初から無理と思わないこと。できると思って工夫することが大切なんだ」中嶋社長の言葉に、平嶋の目はさらに輝く。基本は先輩が教えてくれるけど、個々のケースにどう応用を効かせるかは自分で考えろ、ということだ。

受注したからには断らない。現場のプライド。

そんな平嶋が憧れのまなざしを向ける先輩たちは、若手ながらもNC旋盤やマシニングを巧みに操り、製造現場を支えている。
「図面を見て、できないと断ったことはないです。負けず嫌いなので(笑)」マシニングの東は言う。受注したからには、いかに難しくても図面どおりに成形することにプライドをもっている。
「何とかしてやる、やるしかない。だって、できないとは言いたくないでしょ」NC旋盤の吉澤も熱い男だ。

基本的な切削工具の動きはプログラミング設定するのだが、ソフトウェアでカバーできるのは基本部分のみ。アレンジを効かせるのは個人の力量による。
プライドはもちろんだが、ベースとなるのは良い製品で要望に応えたいという強い気持ちだ。

中嶋製作所が作る製品は、それが単体で働くものではなく、お客さまの現場(工場や研究所など)で部品の一つとして仕事をする。その部品が完璧でなければ、顧客の現場で不良品を作るなどトラブルの種になる。そのような原因をつくることは、彼らにとって耐えがたい屈辱なのだ。

密なコミュニケーションが品質を支える。

「コミュニケーションはどんどん取れ」中嶋社長がうるさく言うセリフがこれだ。社長に対しても、仲間同士、他の部署とも。
人と接することで、心にゆとりができる。笑顔が生まれる。心のなかに広がりをもつことが良い仕事、品質につながるという意味だ。

「楽しいと思って仕事しないと。何事も楽しんでやるほうが結果もいいでしょ」。
父親が創業した家業を継いで、昨年社長に就任した中嶋はコミュニケーションの大切さについて語る。
分かりあう=仲間のことを考えることで、自分が遅らせたらあいつが困る。そう思う気持ちが納期を守り、整理整頓につながり、品質をあげる。

そんなコミュニケーション能力を育てるためには、仕事だけでは難しいときもある。だから、食事に出かけたり、社員旅行にも力が入る。
「毎回、旅行先の希望アンケートが回ってくるんですよ。北海道とか九州とか。仮装大会でいつも一番張り切っているのは会長の奥様なんです(笑)」会長の代から、延々と続く行事が社員を育てている。

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